本気にならない人

 測量士補の試験を受けた。1月足らずの準備期間、しかもほとんど時間をかけられなかった、いや勉強しなかった。そんなことで上手くいくはずがない。しかし、悔しいという気持ちもあまり湧いてこない。帰る家があるからだろう。
 転職するつもりで資格をとろうと思いつき、気がつけばはや10数年、ここまできたら、どう計算しても転職するより、今の職場に留まっていたほうが生涯獲得賞金は多い。もともと別の資格を目指していた。しかし、いっこうに行動に移せないので、真剣に向き合っている方々には本当に失礼な話だが、今回は少し勉強すればなんとかなると思っていた。やはり甘い考えだった。
 それでも一歩踏み出した充実感がある。受かってないのにね。いつも考えてるだけで実行に移せない私にしたら、これでも僅かながらの進歩だと思う。
 この程度で自分を誉めるか、こんな奴より真面目に頑張っている人達が活躍してほしい。いつものごとく酒を飲みながら、そう自分に言い聞かせている。

ダイエット成功???

 今回3か月で10㎏減量した。本当は減量が目的ではなかったが、事実体重が落ちていくのは楽しい。身長170㎝に対して今回78㎏から68㎏まで落ちた。着たい服も着れるようになった。しかし、極端な食事制限がメイだったからだろう、体脂肪はまったく変わらない。順調に(?)筋肉も落ちたのだ。体力もななったような気がする。ダイエットとしては失敗するだろうが、健康面では少しでも標準体重に近づいたのだら、よかったのかもしれない。
 高校時代、部活を引退し半年で20㎏増えた。その後もだらだらと増え続け、20台後半に110㎏間近に迫っていた。その後生活環境が変わり体重は減ってきたが、10kg.近い乱高下を繰り返している。検診で医師から「荒波の小舟はいつか転覆する」。と告げられた。とりあえず減量できたのだから、今回は逆行しないように努めたい。

わかっている人、わかっていない人

 部下が私のところに来る、最近の若い者はこんなことも知らないと。昔の私もそうだったかもしれない(もう記憶にないが)。しかし、今は少し違う。誰でも、いくつになっても、知らないことがあると思う。
 私自身、今となれば恥ずかしいことをしてきた。就職活動の時、履歴書の写真にセーター姿のスナップ写真を張り付け、面接官に突っ込まれた。その年になってそんな常識が、何てことはよくあることだと思う。ある時初めて気付き、それが世間の時間的尺度からは少し遅れてしまっていたとしても、その時修正すれば良いのだと。そのような経験を今までの人生でしてこなかっのだから。
 むしろ問題があるのは、わかっていて修正しない人だと思う。実は自分がすべきことがわかっているのに、そのように行動できていないタイプの人間のほうが問題があるのではないだろうか。自分のすべきことがわかっている(つもり?)のに、実行しない人間、他人のことではなく、私自身のことだ。